歯磨き

こんにちは。

歯科医師の坂根です。

錦織君すごいですね。感動しました。

やはりスポーツはいいですね。海外で活躍する日本人を見ると土俵は全く違えど、自分も頑張ろうと鼓舞させられます。

ところで今日は歯科的なことを少し書きたいなと思います。

みなさんが毎日使われているであろう歯ブラシについてです。

どのような磨き方をすればいいのか、どんな歯ブラシを使えばよいのか。それは人それぞれ異なりますので、ご来院の際にお尋ねして頂ければいいかと思います。

今日は意外と知らない?歯ブラシの管理の仕方について書いていきたいと思います。

皆さんはどのように管理されていますか。

まずはどのくらいの期間で歯ブラシを交換していますでしょうか?

毛先が開いたら?磨きにくくなったら?

中には毛が黄色くなったら、という人に出会ったこともあります(笑)

どれも間違いではありません。

しかしながら私は正解だとも思いません。

歯磨きをした後、濡れたまま歯磨きスタンドやコップなどに立てかけている方がほとんどかと思います。

信じられない数の菌が潜んでいる口腔内を磨いた後の歯ブラシ。どのくらいの菌が付いているでしょうか?

ましてや濡れたまま何時間も放置するとなると、歯をきれいにするはずの歯ブラシが菌の温床となってしまいます。

それを毎日数回繰り返してるとなると、少し想像したくないですね(笑)

ではどうすればいいのか。

まずは1~2ヶ月ないしはもっと短い周期で歯ブラシを交換する。

次に磨いた後は、必ず毛先を清潔な布やティッシュで拭って乾燥させる。

これだけでも大幅に変わってくるはずです。

熱湯で殺菌すれば?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、熱湯は毛先を傷めてしまいますで注意してください。

またトイレとお風呂が同じ部屋で、そこで歯を磨かれている方は要注意です。

トイレを流すと目に見えない微細なしぶきが舞うそうです。そこに歯ブラシを置かれている場合は口腔内以外の菌をも付着させているわけです。

別の部屋で磨くか、蓋を閉めて水を流すだけでも違ってくるかもしれませんね。

さらに歯ブラシのキャップを使われている方も注意が必要です。

なかなか乾燥しないので、これまた菌の繁殖につながります。

一番いいのは短いスパンで歯ブラシを新しいものに変えて頂くことだと思います。

毛先が開く前に、毛の中は菌だらけかもしれませんよ。

認識があった方、なかった方いらっしゃると思いますが、少しでも参考になれば。口の中の健康につながってくれれば良いなと思います。

不明な点などありましたら、来院された折にお気軽にお尋ねください。

では。

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